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  • 執筆者の写真肌育トレーナー 田中ともみ

世代別の医療に対する考え方の違い

医者に頼る老人と生きる力に頼る若者


●昔は自然治癒力が全て


私は生まれてからルリアンを立ち上げるまでは、流れ流されて特に医療がどうのこうの深く考えたことはありませんでした。


しかし、以前の職場で健康のご案内をしている時に「自分の体を強くすることが何よりも大切なんじゃないの?」という思いが大きくなっていったのです。


そんな思いになってからは、自分の体がどう動いているのかとても興味を持って確認するようになりました。


そういえば、「寝とけば治る」「おまじないすれば治る」という言葉は誰でも聞いたことがあるのでは?と気付きどんな意味を持っているのか考えたのです。


私たちの体は、もともと自然治癒力があり病気も怪我も自分の力で治そうとする素晴らしい能力を持っているではないですか!


医療が発達していなかった時代は病気は寝て治し、怪我はじっと治るまで動かないでいることが鉄則だったことが分かります。


現代社会に生きる私たちは忙しすぎて、自分の体が一番だということも忘れて会社のために仕事を休まず行き、人のためにせっせと動き回り、家族のために自分を犠牲にして生きていることに誰も疑問を持っていないのです。


「だってやらなきゃいけないし」


だけど、倒れて困るのは誰ですか?


誰の幸せのためにそんなに動き回るのですか?


ルリアンはそんなあなたを大切にしたいのです。


●医者に頼る世代


高度成長時代、日本の基盤を作り経済を盛り上げてくれた世代の方々は毎日死に物狂いで働いていました。


それこそ、体に鞭打ってチャレンジして厳しい環境にもめげずに仕事に励んできたのです。


そんな世代も年号が変わった令和の時代では60~70代となっています。


子供を4・5人立派な社会人に育て上げ、孫がいる世代となるまで人生を歩んできたのです。


働き盛りの時期には少々熱があっても、怪我をしても病院に行く時間も惜しみ毎日を過ごしてきました。


「こんなことで病院に行ってられない」


と口癖のように働いてきたのです。


そんな世代も年齢を重ね、無理を続けてきたことが体に現れ始めています。


時間にゆとりができ、医療が発達した今シニア世代が病院に行ってみると魔法のように痛みが消える薬があり、電気を流す機械があることに驚いたものです。


病院は自分の体のメンテナンスも出来てケアもしてくれる信頼できる絶対的地位に君臨しました。


体のいろんなところが調子が悪くなり、薬をもらい医者の言うとおりにきちんと飲み続けると調子が良くなる魔法がかかるのです。


●化学物質過敏症が生まれた時代


医療が発達し、薬の種類が飛躍的に増えて数十年。


日常で使うものも変化してきました。


目的よりも「使用感」「利便性」を重視し、各企業は競って「需要」の高いものを次々に商品開発してきました。


薬の成分を配合した「医薬部外品」とされる日用品や化粧品も圧倒的数で増えてきたのです。


そのどれも今までにない画期的な考えをもとに生活を一変するようなものばかり。


「早くできる」「いい香り」「一瞬で治る」などの謳い文句が重宝され、そのどれもが爆発的人気となりました。


しかし、そのような商品があふれて生活している私たちの周りには不思議な現象も増えてきたのです。


■花粉症

■アトピー性皮膚炎

■ぜんそく

■小児性湿疹

■小児がん

■化学物質過敏症

■O-157

■インフルエンザ

■ウイルス性胃腸炎

■黄砂アレルギー


などなど、あげたらきりがありませんが「現代病」と言われる病気の多発が起きています。


科学が進歩して、昔からある病気が解明されて名前が付いたものももちろんたくさんありますが、原因不明とされている症状もまだまだ多いのが現実です。


薬の乱用、医薬成分の入っている商品の併用、除菌のしすぎ、など私たちの体はどんどん本来の機能を衰退させてしまっています。


●自然を見直す世代


現在、市場に出回っている商品で目に付くのが「オーガニック」「植物由来」「自然に優しい」というパッケージですが、このモノたちの意味はなんでしょうか?


そこには私たちの生活全般に対しての注意喚起が行われているのです。


■自然のものが体にはいいですよ

■人工的に作られたものには注意しましょう

■体に異変が起きていますよ

■薬は副作用が当然ありますよ


そんなメッセージが込められていることが分かります。


私たちが求めるあまり、企業努力の末生まれた身近な製品たちは悲しいことに私たち人間の体を蝕み始めているのです。


私たち人間の体が弱まると同時に、自然環境の変化や動物や植物、昆虫などの食物連鎖にも異変が起きています。


様々な番組でも取り上げられていますが、特段気にしている人はまだまだごく僅かなような気がして怖いのです。


■異常気象

■黄砂

■PM2.5

■蚊の異常発生

■クラゲの大量発生

■アリの大量発生


まだまだ知られていないこともたくさんありますが、「なんだか世の中危険な感じがする」と危機を察知した人たちがオーガニック製品の購入を始めているのです。


特に子育て世代、核家族が増え相談相手は小児科医しかいないと感じているママさん世代は多く、薬を出されても「薬ばかりに頼るのは少し怖い」と思うママの声をたくさん聞いてきました。


しかし、ドラッグストアで相談に乗ってくれる人はいないし他人の赤ちゃんに責任を持つことを回避するために最終的に「お医者さんに相談してください」と言われるという実態があるのです。


自然なものを使いたいママとどれを選べばいいのか分からない現実社会がそこには存在します。


●孫の世話をするおばあちゃん


核家族で共働きは今や当たり前のように見られる光景となりました。


しかし、子供が小さい頃は共働きだと動きが取りにくいため祖父母の協力を得ているとの声が多く聞かれます。


同居することのない核家族と祖父母の関係は昔のそれとは違い、お互いの距離感が非常に難しくそれぞれの立場で干渉の有無の悩み相談は多く寄せられているのです。


頼りすぎてはいけない

頼ってほしのに言ってくれないから、何も言えない


そんな微妙な心の駆け引きがあります。


そんな時に子供の様子がおかしい時、どうなっていますか?


■皮膚が赤くなっている

■体を痒がる

■熱が出た

■嘔吐下痢になった

■風邪をひいた


本来、人間は体が弱っている時に刺激を感じたり疲れたりすると「自然治癒」の前に「解毒」が始まります。


熱が出たり、下痢になったり、嘔吐したり。


その段階で毎回病院で薬を飲むとどうなるでしょうか?


まさしく体が解毒をして、自然治癒を始めようとしているのに薬を飲むことで症状を抑えてしまいます。


表面的な症状を抑え続けることで、治るまで「待つ」のです。


風邪も同じで、くしゃみ・鼻水・咳で解毒をしようとしているところを薬で症状を抑えて治るまで「待つ」状態にします。


これを繰り返すと、薬がないと治った気にならない、薬がないととんでもない病気が治らないと勘違いをするようになります。


体も同じで、薬がないと自分で治す力が出てこなくなるのです。


体に優しいものを使いたいママさん世代とは反対に、孫が可愛くて仕方がないシニア世代ではその考え方も違ってきます。


子供にちょっと異変があったら昔のように「寝とけば治る」という発想はなくなり、すぐに「病院に行っておいで」「病院に行ったら早いから」と言うようになっているのです。


それは自分たちが病院で多く助かった経験があるから。


しかし、まだまだ体の成長期に自然治癒力を高めておけない子供たちの未来はどうなるでしょうか?


風邪すら自力で直せない人間になってしまうのではないか

新たな病気を受け入れやすい体になってしまうのではないか


そんな気がしてならないのです。


だからこそルリアンは自分の体の能力を高めるための日頃のケアや生活の仕方、調子が悪い時の対処法など病院に行く前に相談ができる場でありたいな、と願っています。


私は病院が嫌いではありませんし、医学の進歩は素晴らしいものだと考えています。


ガンが治るのであれば、喜ぶ人は大勢いるし感染症が治るのであれば早急に沈めて欲しいと願っています。


しかし、自分で治せる力を高めることで少々の風邪や不調は起きなくなるのです。


実はそれは私が自分自身で体験し、体感しているからこそたくさんの人にそうなって欲しいと願っています。


私は体が強い方ではなく、かと言って病気がちだったわけではありません。


いつも不調、そんな幼少期を過ごしてきました。


お腹が痛い、頭が痛い、だるい、すぐ風邪をひく、他にも


花粉症だし、黄砂アレルギー、蚊刺過敏症


というやっかいなアレルギー持ちです。


しかし、体に着目し自分でセルフメディカルをすることによってこの多くが改善されました。


体がどう反応して、何で対応したらいいのか自分の体と向き合い続けた結果なのです。


今では家族の病院前の第一チェックは私がしています。


だいたいお医者さんの診断結果と一致するのです。


もちろん病院に行って治療が必要であれば早急に連れて行きますし、自然治癒でいけそうだと判断すればそれなりの対応をします。


病院の待ち時間も相当長いですよね、セルフチェックができる大人が増えてほしいなと願っています。




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